こんにちは、シゲアキです。
「投資を始めてみたいけど、何からやればいいのかわからない」
投資に興味を持った人の多くが、最初にぶつかるのがこの問題です。
株、投資信託、NISA、iDeCo、S&P500、オルカン……。
調べれば調べるほど知らない言葉が出てきて、「結局、何を買えばいいの?」となってしまう人も多いでしょう。
しかし、投資を始めるために最初から難しい知識は必要ありません。
大切なのは、いきなり儲けようとするのではなく、正しい順番で資産形成を始めることです。
今回は、これから投資を始める初心者に向けて、最初にやるべき5つのことをわかりやすく解説します。
① まずは生活防衛資金を確保する
投資を始める前に、最初に確認しておきたいのが「現金」です。
「投資の記事なのに、いきなり現金?」
と思うかもしれません。
しかし、投資ではこれが非常に重要です。
株式や投資信託は、購入した直後に値下がりする可能性があります。
そんなときに、
「来月の生活費が足りない」
「急な出費でお金が必要になった」
となれば、値下がりしている資産を売却しなければならないかもしれません。
そのため、投資とは別に、ある程度の生活費を現金で確保しておきましょう。
一般的には生活費の3〜6か月分程度が一つの目安として考えられますが、必要な金額は雇用形態や家族構成、毎月の支出などによって異なります。
重要なのは、
「近いうちに使う可能性のあるお金を投資しない」
ということです。
投資は余裕資金で行う。
これは資産形成における基本中の基本です。
② 毎月いくら投資できるか把握する
次にやるべきことは、自分の「入金力」を把握することです。
たとえば、
- 手取り:25万円
- 生活費:18万円
- 貯金:2万円
- 投資:5万円
というように、毎月のお金の流れを確認します。
初心者のうちは「年利何%で運用できるか」ばかり気にしてしまいがちです。
しかし、資産がまだ少ない段階では、運用利回り以上に毎月いくら投資に回せるかが資産形成に大きく影響します。
仮に100万円を運用して年5%増えたとしても、利益は単純計算で年間5万円です。
一方、毎月5万円を投資できれば、年間の入金額は60万円になります。
つまり資産形成の初期では、
「高い利回りの商品を探す」より「毎月の投資額を増やす」
ことのほうが効果が大きい場合があります。
固定費を見直す、副収入を作る、無駄な支出を減らす。
こうした地味な行動が、後々大きな差になってきます。
③ 新NISAについて理解する
投資初心者なら、ぜひ知っておきたいのが**NISA(少額投資非課税制度)**です。
通常、株式や投資信託などから得た利益や配当・分配金には税金がかかります。
一方、NISA口座で対象商品に投資した場合、制度の範囲内で得られた利益などが非課税になります。
現在のNISAでは、年間投資枠として、
つみたて投資枠:年間120万円
成長投資枠:年間240万円
が設けられており、併用すれば年間最大360万円まで投資できます。
また、生涯にわたる非課税保有限度額は1,800万円で、そのうち成長投資枠で利用できるのは1,200万円までです。
もちろん「NISAを使えば必ず儲かる」というわけではありません。
NISAはあくまで税制優遇制度であり、投資そのものには元本割れのリスクがあります。
それでも長期的な資産形成を考えるのであれば、初心者が最初に理解しておきたい制度の一つです。
④ 少額からインデックス投資を始める
では、実際に何へ投資すればいいのでしょうか。
初心者の選択肢として有力なのが、
低コストのインデックスファンドを使った長期・積立・分散投資
です。
インデックスファンドとは、S&P500や全世界株式など、特定の指数に連動することを目指して運用される投資信託などのことです。
たとえば全世界株式型のインデックスファンドなら、一つの商品を通じて世界中の企業へ幅広く分散投資できます。
個別株の場合、
「どの会社が成長するのか」
「今の株価は割高なのか」
「決算はどうだったのか」
など、自分で判断しなければならないことが増えます。
一方、幅広く分散されたインデックスファンドなら、特定の企業一社に依存するリスクを抑えながら市場全体の成長を取り込むことを狙えます。
そして最初から大金を入れる必要もありません。
月1万円でも、月3万円でも、まず始めることが重要です。
投資額は後から増やすことができます。
初心者にとって大切なのは、最初から完璧な投資をすることではなく、少額から投資に慣れることです。
⑤ 暴落しても続けられる仕組みを作る
最後に、最も重要だと思うことがあります。
それは、
「投資を続けること」
です。
株式市場は一直線に上昇するわけではありません。
好調な年もあれば、大きく下落する時期もあります。
実際に自分のお金が、
100万円 → 90万円 → 80万円……
と減っていけば、不安になるのは当然です。
そこで怖くなって全部売却してしまうと、その後の市場回復に参加できなくなる可能性があります。
だからこそ、
暴落しても続けられる金額で投資すること
が重要です。
毎日の株価を確認しない。
給料日に自動積立する。
生活防衛資金には手をつけない。
こうした仕組みを作ってしまえば、相場に振り回されにくくなります。
投資では「何を買うか」も重要ですが、
「どれだけ長く市場に居続けられるか」
も非常に重要なのです。
初心者ほど「一発逆転」を狙わない
投資を始めると、
「できるだけ早くお金を増やしたい」
と思ってしまいます。
そこで個別株への集中投資や信用取引、レバレッジの高い商品などに興味を持つ人もいるでしょう。
もちろん、それらを全面的に否定するつもりはありません。
しかし、大きなリターンを狙えば、それだけ大きな損失を負う可能性も高くなります。
資産形成で重要なのは、一度だけ大勝ちすることではありません。
致命的な失敗を避けながら、長期間投資を続けることです。
特に初心者のうちは、
「儲けること」より「退場しないこと」
を意識したほうがいいでしょう。
まとめ|投資は「始めること」と「続けること」が大切
最後に、投資初心者が最初にやるべき5つのことをまとめます。
- 生活防衛資金を確保する
- 毎月いくら投資できるか把握する
- 新NISAについて理解する
- 少額からインデックス投資を始める
- 暴落しても続けられる仕組みを作る
投資というと、「どの銘柄を買えば儲かるのか?」という話に目が行きがちです。
しかし、本当に大切なのはもっと地味な部分です。
収入の一部を残し、そのお金を継続的に投資し、長い時間をかけて資産を育てる。
資産形成に近道はありません。
だからこそ、最初から完璧を目指す必要もありません。
月1万円でもいい。まずは始めてみる。
そして収入が増えたり、投資に慣れたりしたら、少しずつ入金額を増やしていく。
その小さな積み重ねが、10年後、20年後には大きな資産の差になって表れてくるはずです。
投資初心者にとって最初の目標は「大きく儲けること」ではありません。
投資を生活の一部にして、長く続けられる状態を作ること。
そこから資産形成は始まります。
