こんにちは、シゲアキです。
「仕事を辞めて自由になりたい」
資産形成をしている人なら、一度くらいは考えたことがあるのではないでしょうか。
毎朝決まった時間に起きて、満員電車に乗って、1日の大半を仕事に使う。
そんな生活から解放されて、自分の好きなことだけをして暮らす。
FIREやサイドFIREには、そんな魅力があります。
僕自身も資産形成を続けながら、できるだけ労働時間を減らして自由な時間を増やすことを目指してきました。
ところが、実際に自由な時間が増えてみると、意外な問題が出てきます。
それが、
「思っていた以上に時間が余る」
という問題です。
今回は、サイドFIRE生活で感じた「自由時間が多すぎる問題」について書いてみたいと思います。
サイドFIREとは?
まず簡単にサイドFIREについて説明します。
一般的なFIREは、
Financial Independence, Retire Early(経済的自立・早期リタイア)
の略です。
十分な資産を作り、その運用益などを利用して生活することで、仕事に依存しない状態を目指します。
一方、サイドFIREは完全に仕事を辞めるのではなく、
「資産収入+少しの労働収入」
で生活するスタイルです。
例えば生活費が月20万円なら、
資産運用などから月10万円、アルバイトや副業などから月10万円。
このように生活費のすべてを資産から出す必要がないため、完全FIREより必要な資産額を抑えやすいのが特徴です。
そして何より、
働く時間を大幅に減らせる。
これがサイドFIREの大きな魅力です。
自由になったら「やりたいこと」が山ほどあると思っていた
サイドFIREを目指しているときは、自由な時間さえあれば何でもできると思っていました。
旅行に行く。
ゲームをする。
映画やアニメを見る。
本を読む。
ブログを書く。
投資について勉強する。
昼まで寝る。
平日の空いている時間に出掛ける。
「時間はいくらあっても足りないだろう」
そんな感覚です。
ところが、自由時間が日常になると状況が変わります。
最初は楽しい。
好きな時間に起きて、好きなことをして、眠くなったら寝る。
最高です。
しかし、それを何週間、何か月と続けていると、
「今日、何しよう?」
という日が出てきます。
「暇」は意外としんどい
会社員として毎日働いていると、
「暇なんて最高じゃないか」
と思うかもしれません。
もちろん、忙しすぎるよりは自由な時間がある方がいい。
ただし、
自由時間が多ければ多いほど幸福になるわけではない
ということにも気付きます。
ゲームも一日中やれば飽きます。
YouTubeも何時間も見れば飽きます。
映画も毎日何本も見る気にはなりません。
昼寝だって毎日はできません。
すると、
「今日は何をすればいいんだろう」
という状態になります。
これはサイドFIREする前には、あまり想像していなかった問題でした。
仕事には「時間を埋める」という役割もあった
働いていたころは、
「仕事なんて生活費を稼ぐためにやっているだけ」
と思っていました。
ところが労働時間を減らしてみると、仕事には収入以外の役割もあったことに気付きます。
例えば、
- 生活にリズムができる
- 人と話す機会がある
- 外出する理由になる
- 適度な緊張感が生まれる
- 達成感を得られる
- 1日の時間を使ってくれる
こうしたものです。
特に大きかったのが、
「生活にメリハリを作ってくれる」
という点です。
仕事があるから休日が楽しい。
朝から働いたから夜のゲームが楽しい。
一週間働いたから週末の酒がうまい。
自由時間には、ある意味で「制限」があるからこその価値があります。
毎日が休日になると、
休日という概念そのものが薄れてしまいます。
FIREで重要なのは「お金」だけではなかった
FIREを目指していると、どうしても資産額ばかり気になります。
「3000万円あればサイドFIREできる?」
「5000万円あれば仕事を辞められる?」
「1億円あれば一生働かなくても大丈夫?」
もちろん、お金は重要です。
資産がなければ生活できません。
しかし実際に自由な時間が増えて感じたのは、
「FIRE後に何をするのか?」
も同じくらい重要だということです。
例えば資産1億円を作って完全FIREできたとしても、
毎日起きて、
スマホを見る。
YouTubeを見る。
ご飯を食べる。
昼寝する。
ゲームする。
またYouTubeを見る。
寝る。
これを何十年も続けたいかと言われると、僕は少し違う気がします。
FIREはゴールではありません。
「自分の時間を取り戻すための手段」
なのだと思います。
だから僕は「完全FIRE」よりサイドFIREが好き
個人的には、完全に働かない生活より、
少しだけ働く生活
の方がバランスがいいと感じています。
例えば週2~3日だけ働く。
副業で月数万円稼ぐ。
ブログを書く。
Uber Eatsのように自分の好きな時間に働く。
こうした働き方なら、
「生活のために絶対働かなければならない」
という状態からは離れつつ、社会との接点や生活リズムを残すことができます。
重要なのは、
「働かないこと」ではなく「働くかどうかを自分で選べること」
なのかもしれません。
会社に行かなければ生活できない状態と、
「今日は暇だから少し働こう」
では、同じ労働でも精神的な感覚はかなり違います。
サイドFIRE後は「暇を埋める」のではなく「やりたいことを作る」
自由時間が増えてから、もう一つ感じたことがあります。
暇になってから、
「暇だから何かしよう」
と考えても、なかなか充実しません。
だからサイドFIREを目指している段階から、
お金とは関係なく続けたいもの
を作っておいた方がいいと思います。
趣味でもいい。
運動でもいい。
旅行でもいい。
ブログでもいい。
ゲームでもいい。
勉強でもいい。
友人との時間でもいい。
小さな仕事でもいい。
「お金を稼ぐ必要がなくなったとしても、これは続けたい」
と思えるものが何個かあると、FIRE後の生活はかなり変わると思います。
「何もしなくていい」と「何もすることがない」は違う
サイドFIREして感じたことを一言で表すなら、これかもしれません。
「何もしなくていい自由」と「何もすることがない暇」は全く違う。
仕事に追われているときは、
「何もしなくていい生活」
に憧れます。
でも実際に欲しかったのは、
何もしない生活ではなく、
「自分がやりたいことを、自分で選べる生活」
だったのだと思います。
働きたい日は働く。
旅行したければ旅行する。
家でゲームしたければゲームする。
ブログを書きたければブログを書く。
疲れたら何もしない。
その選択権を自分が持っている。
僕にとってサイドFIREの最大のメリットは、そこにあります。
まとめ:FIREする前に「その後」を考えておこう
サイドFIREには大きな自由があります。
一方で、実際に自由時間が増えると、
「こんなに時間が余るのか」
と感じることもあります。
資産形成をしている間は、
1000万円。
3000万円。
5000万円。
1億円。
と、どうしても数字を追いかけてしまいます。
しかし、本当に考えなければならないのは、
「そのお金で、どんな人生を送りたいのか?」
なのかもしれません。
資産1億円を作ること自体が人生の目的ではありません。
FIREすること自体も人生の目的ではありません。
お金と時間の自由を手に入れて、
「自分は何をして生きたいのか」
そこまで考えて初めて、資産形成の意味が見えてくるのだと思います。
僕自身もまだ答えを探している途中です。
だからこそ、資産を増やすことだけではなく、
「自由になった時間をどう使うか」
についても考えながら、これからのサイドFIRE生活を楽しんでいきたいと思います。
